-フィリピン技術協力事業 現地リポート- No.2:灼熱のパラワン島で熱い炭焼きセミナー皆さんこんにちは、現地調整員の古屋 誠です。
おそらく多くの人が想像するフィリピンの風景がパラワンにはあります。至るところにあるヤシとバナナの木。ムッとするような暑さと湿気。町を歩く人達はみんなサンダルにショートパンツで、1週ーを履いている人を見かけたのは、多く見積もっても5人はいなかったと思
おそらく多くの人が想像するフィリピンの風景がパラワンにはあります。至るところにあるヤシとバナナの木。ムッとするような暑さと湿気。町を歩く人達はみんなサンダルにショートパンツで、1週間の滞在中にスニーカーを履いている人を見かけたのは、多く見積もっても5人はいなかったと思います。 フィリピンではウベのアイスクリームが人気で、バイヤーから大量生産を求められてきたために、土壌を無視して連作されてきたという背景があります。今回要請を受けた農家のジェイビスさんを始め、多くのウベ農家が土壌病害に悩まされています。
翌日には地元の農家さん達を交えて木酢・炭・堆肥についての青空教室を開催しました。このセミナーのために数十kmも離れたところから参加する方もいて、30名を超えるなかなかの盛況でした。初めて聞く木酢や炭の効用に興味津々という様子で、セミナー中は質問が飛び交いました。
セミナーの締めくくりに横森氏より農家の皆さんへメッセージを送りました。
「木酢や堆肥を使っても土壌病害が改善するまではどうしても時間がかかります。それでも農業の基本である土作りの大切さを理解した上で、頑張って問題解決に取り組んでください。」 今回紹介した農家以外にも熱心に木酢を活用している農家や研究者との出会いがありました。そちらのレポートはまた機会を改めてお伝えしたいと思います。
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