-フィリピン技術協力事業 現地リポート- No.10:JICA担当職員が
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JICA担当職員現地視察日程 |
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月 日 |
活 動 |
1月25日(火) |
午後:バギオ着。ラ・トリニダッド町コンポストセンターの堆肥施設等、 |
1月26日(水) |
午前:アトック町長表敬、堆肥施設視察 |
1月27日(木) |
午前:キブンガン町長表敬(写真4)。堆肥・木酢施設視察 |
1月28日(金) |
AM:バギオからマニラへ移動 |
写真1:ラ・トリニダッド町コンポストセンターで堆肥施設(上の写真)、炭・木酢視察を視察。右端が高橋さん、中央柱の向こうが栗栖さん。 | 写真2:ブギアス町堆肥施設竣工式。左から高橋さん、ディクラス町長、横森さん。 |
写真3:知事、町長との夕食会で。左から栗栖さん、パカルソ副知事、フォンワン知事 | 写真4:キブンガン町長室にて。右からシアット町長、高橋さん、栗栖さん、カヤット農政課長 |
調査では、地元農業の現状やプロジェクトへの取組などについて、地元の担当者や農民から詳しく聞き取っていました。また車中では、プロジェクトを推進するためには、地域のトップの強いリーダーシップが必要だったことや、堆肥、木酢による土づくりなど、横森さんがこれまで取組んできたことに傾聴していました。
今回の調査を通じてこのプロジェクトが、州と町の行政機関が強く結びついて実施されていること、また農家の実利を考えながら進められていることに驚かれた様です。
つまり、州知事はじめ各町長が強い志をもってプロジェクトに臨んでいることを看取されたと思われます。また、草の根技術協力事業という比較的小規模なスキームの中で、広くベンゲット州内9町できめ細かく事業展開をしていること、また横森さんが自身の経験を現地の農家に役立つ技術として指導されていることに注目されました。
お二人の評価を聞きながら、このプロジェクトの方向と手法が、本当に現地の農民に役立つものであるとの認識を改めて実感しました。残り僅か1年となりましたが、大きな援軍を得た思いで、よりいっそう精力的に活動を進めていきたいと考えています。