-フィリピン技術協力事業 現地リポート- No.19:フィリピンから
|
日にち |
午前 |
午後 |
9月21日(日) |
マニラ発 |
成田着、東京へ移動 |
9月22日(月) |
講義:「日本における野菜生産、流通及び消費の現状と課題」 |
フィリピ大使館表敬、JAEC訪問 |
9月23日(火) |
長野へ移動 |
佐久穂町土づくりセンター視察(写真1)、横森農場(炭・木酢施設を含む)視察 |
9月24日(水) |
横森農場で圃場実習(写真2)、南佐久地域の環境保全型野菜生産農場視察 |
南佐久地域の環境保全型野菜生産農場視察、南牧村長表敬(写真3) |
9月25日(木) |
佐久穂町長表敬、佐久市堆肥製産センター視察 |
道の駅視察、東京へ移動 |
9月26日(金) |
講義:「日本の有機農業技術」 |
講義:「日本の有機農業技術」、研修成果の評価 |
9月27日(土) |
東京都中央卸売市場大田市場視察 |
近郊有機農場視察、報告会(写真4) |
9月28日(日) |
資料整理 |
成田へ移動、帰国 |
写真1:長野県佐久穂町土づくりセンター(堆肥製造施設)視察(9月23日) |
写真2:佐久穂町横森農場で野菜収穫 |
写真3:長野県南牧村長表敬 |
写真4:本会来訪、研修成果報告 |
一行はみな熱心で多くの収穫を得たようですが、特にガルワン町長はプロジェクトに参加しているパイロット農家であるアイサックさん、ウェストモアさんと一緒に日本の現状を見聞したことで、色々なアイデアが生まれたようです。
例えば
パイロット農家と日本で研修している10人を中心に協同組合を結成させ、優良ブランドの野菜販売をするよう支援する。
町が運営しているコンポストセンターの技術改善(野菜屑などを堆肥化する)を図る。
野菜市場における包装の改善、通い容器の使用などを奨励し、傷みなどのロスを減らす。
などです。
これらは、草の根プロジェクトの課題(野菜生産・販売農家の組織化、堆肥生産技術の改善、流通改善)と一致します。我々のプロジェクト活動とこれから町が行なうこれらの事業が相互に協力しあうことで、思わぬ実を結ぶかもしれません。