今年4月にラ・トリニダッド町から派遣され、長野にて研修していた9名(1名は帰国直前に手術を受けたため1週間遅れて帰国)は、10月31日にすべての研修プログラムを終えて帰国しました。マニラ空港ではタチオ町会議員の出迎えをうけ、研修生たちはその日のうちにラ・トリニダッド町に帰ってきました。
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写真1:長野研修生帰国歓迎会 (町役場会議室にて)
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翌2日午前10時から、ベンゲット州のフォンワン知事をお招きし、ラ・トリニダッド町のガルワン町長、タチオ議員、フェリー農務課長を始め研修生の家族等大勢が参加し、町主催の帰国歓迎会が開催されました(写真1)。
ガルワン町長は「皆さんは町から選ばれて長野で研修を受けた。自分もこの目で皆さんが真剣に取り組んでいるのを見た。多くの知識を得て帰ってきた皆さんは、それを活かして農業の発展のために役立ててほしい。町は皆さんが組合を作って野菜作りの技術改善と販売ルート開拓を行うようサポートする。」との歓迎の言葉を述べられました(写真2)。
来賓として出席したベンゲット州のフォンワン知事(写真3)からは「皆さんが日本で研修を受けられたのは幸せだった。これからしっかりやってほしい。ベンゲットの野菜作りは一段のレベルアップが必要で、そのために頑張ってほしい。州も来年には大きいコンポストセンターを建設して農家を支援したいと思っている。JAECの野菜プロジェクトで指導していただいている横森さんはじめプロジェクトメンバーに感謝する。」とのご挨拶を頂きました。
| | 写真2:歓迎の挨拶をする ラ・トリニダット町のガルワン町長 | 写真3:帰国研修生と歓談する ベンゲット州のフォンワン知事 |
また、研修生を代表してメルビンとゴッドウィンから「帰ってきました。研修は大変きつかったがやり遂げました。これからはラ・トリニダッド町でがんばります。皆さんありがとうございました。」との挨拶がありました。
| 写真4:昼食会での ガルワン町長(右)と横森氏(左) |
そしてプロジェクトを代表して横森さんが「7カ月と短い研修だったが、皆さん良い経験と知識を持って帰ってくれたと思う。このプロジェクトは残り1年半しかいないが、私は全力で皆さんを指導します。しっかりやってください。」と帰国した研修生を激励しました。
これから帰国研修生は先導的農家としてプロジェクト活動を開始します。彼らはパイロット農家とともに環境保全型農業生産者組合を組織することになります。これを機会にプロジェクトの参加農家も増えて、活動がさらに前進することになるでしょう。
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