-フィリピン技術協力事業 平成26年度 現地リポート(2)-
(フィリピン安全農畜産業技術普及支援プロジェクト)
No.3:BSWM(土壌水利管理局)との連携
2007年からベンゲット州で行っている活動とは別に、2013年12月よりフィリピン国内でベンゲット州以外の14州を対象に新しいプロジェクトがスタートし、林田俊哉君が新プロジェクト現地調整員に就任しています。
現在ベンゲット州で活動している古屋君とは別の視点で、林田君からもフィリピン現地の様子をレポートします。(平成26年度分)
こんにちは。私のいるメトロマニラでは毎日35度以上まで気温が上がり、相変わらず暑い日が続いています。
ただし、最近、雨が降ることが多くなり、雨季が近づいてきているようにも感じています。
さて今回は、当プロジェクトのカウンターパートであるDA(Department of Agriculture:フィリピン農業省)の付属機関のひとつBSWM(Bureau of Soil and Water Management: 土壌水利管理局)との連携についてお知らせします。
BSWMは名前のとおり、土と水に関する研究などを行っています。土つくりが大切だと考える当プロジェクトにとっても協力関係を築いていきたいと思ってきた関係機関であり、私たちはそのために様々な準備を重ねてきました。
BSWMも日本の技術に興味を示し、5月20日にBSWMのオーガニック担当のほか、2研究施設(Tanay、Bulacan)の責任者など約10名が私たちスタッフとともに先日設置したバタンガスの木酢施設を視察し、議論を行いました。
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BSWMの研究者
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プレゼンテーション風景
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木酢施設視察
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5月2日に設置した施設
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今後の協力関係についても話し合い、これから3つの研究施設(Tanay, BulacanのほかMindanao)に木酢施設を設置する予定で、プロジェクトと共同で様々なトライアルを行う予定です。BSWMの研究施設であらためて炭・木酢の有効性が確認されれば、その技術の普及にも弾みがつくと考えています。また、材料によって成分が異なる木酢液の分析もBSWMが実施することで合意しています。
また、7月には共同でセミナーを開催する予定で、今後連携を深めていきたいと考えています。
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集合写真:今後、当プロジェクトと連携を深めていく方々と共に。
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